お弁当の中にこんにゃくゼリーを落下させてしまい申し訳ありませんでした。
もう直接謝る機会がないのでここで懺悔させてください。
あれは中学1年生か2年生の昼休み、僕はお昼にお弁当を食べていました。
いつもならお弁当だけなんですが、その日はこんにゃくゼリーをデザートとしていくつか持って行ってました。
当時からこんにゃくゼリーが好きだった僕は、デザートを楽しみにしつつお弁当をひたすらモグモグ。
そんな最中、僕の友達が
と言ってきました。
持ってきたこんにゃくゼリーは全て自分で平らげたかったのですが「まぁ1個くらいいっか!」ということで、

と、友達に応えて座ったままこんにゃくゼリーを振りかぶりました。
当時、僕の席は窓側の1番前で、その友達の席は廊下側の後ろから2番目くらいだったと思います。
つまり教室の対角線上に僕らは座っていたわけです。
対角線上ということは距離が一番遠くなるので、ある程度の力で投げないといけません。
僕はバスケットボール部だったので投げる際の力加減には自信があり、絶対届くだろという力で投げました。
その自信が間違いでした。
いや、そもそもこんにゃくゼリーを教室の対角線上で投げるのが間違いだったのかもしれません。
投げたこんにゃくゼリーは弧を描きながらゆっくりと、しかし着実に友達の座っている席…
の1つ手前の席へと向かっていきました。
そこに座っているのは女の子。
「終わったわ…」
と思いつつも、もう僕らには見守ることしか出来ません。
床に落ちるならまだ良いです。
しかしこんにゃくゼリーが向かってる先は女の子の席。
絶望に打ちひしがれつつも、まだ若干の希望がありました。
こんにゃくゼリーが向かう先の女の子は割りとサバサバしているというか、ちょっとだけ男勝りな部分がありました。
最悪、頭とかにぶつけちゃっても「いてーな!」といった感じでうやむやになるかなと思っていたのです。
そしてついにこんにゃくゼリーが着地する瞬間。
着地地点は床でもなく頭でもなく、そう、
お弁当箱の中でした
ご飯の上にこんにゃくゼリーが不時着してしまいました。
一番最悪な場所に落ちてしまったと思います。
あの瞬間は今でも忘れません。
友達と目を合わせて「やべぇ…」といった感情を共有していたと思います。
しかしまだあわてる時間じゃありません。
その女の子は男勝り。
ちょっと怒った感じで僕らの方に向かってくるはz
お弁当の中に入っちゃったじゃ~ん!(号泣
あれれれれれ????
ちょ、ちょっと待って。
知らない知らない!!そのパターンは知らない!!
な、泣いちゃうの?泣くルートもあったの?
シーンと静かになる教室。
顔を伏せて現状から逃れようとしてる友達(ふざけんなコイツ)。
恥ずかしさと申し訳なさで顔を真っ赤にしながら背中が汗でビッチョビチョの僕。
どうすればいいか思案してる間に、その女の子の友達がそっと女の子を外へ連れ出していきました。
そのまま謝るタイミングを逃してしまい気付けば十数年。
もう多分僕はあなたと会う機会なんて今後無いと思うのでここで懺悔させてください。
あの時、あなたのお弁当箱にこんにゃくゼリーを落下させてしまい申し訳ありませんでした。
10年以上経ってもお弁当箱にこんにゃくゼリーが落下する瞬間と泣いた後の空気を思い出して自己嫌悪に陥ります。
これを書いている今も背中の汗がやばいことになってきました。
このブログも多分届くことはないので完全な自己満足みたいな部分はありますが、それでも吐き出さずにはいられませんでした。
もし「あ、私のことかも」と心当たりがある方はツイッターにてご連絡ください。
こんにゃくゼリーをあげます。
お弁当にはぶち込みません。
そんな懺悔でした。
皆さんもこんにゃくゼリーは投げないように。
投げる場合はお弁当箱に落下しないよう、ある程度の力で投げるように。
おわり。