どうも、ズッカズです。
ツイッターとかで「面白い!」と話題の「スパイダーマン:スパイダーバース」を観に行きました!
公開当初は全く見るつもり無くて、
[prpsay img=”https://zukkazu.com/wp-content/uploads/2019/05/new-icon-nawi-up.jpg” name=”ズッカズ”]
アニメ? いや~ワイは実写スパイダーマンがすこなんでw
ってかみんな騒ぎすぎじゃね?w あえて見るのやめよ!w
[/prpsay]
って感じで斜に構えてたワケなんですが、観るモンないから観てみるかぁ~ってノリで観てみたんですよね。
そしたらもうビックリするくらい面白くてワロタですわ。
[prpsay img=”https://zukkazu.com/wp-content/uploads/2019/05/new-icon-nawi-up.jpg” name=”ズッカズ”]
アニメ? いや~ワイは実写スパイダーマンがすこなんでw
ってかみんな騒ぎすぎじゃね?w あえて見るのやめよ!w
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↑こいつはバカか?
騒がれる理由があるってことを改めて認識しましたわ。
マジで色々と素晴らしい映画だったんで感想的なことをツラツラ書きます。
ちなみにコミックのスパイダーマンは一切読んでないので悪しからず。
あ、割りとネタバレ要素を含みますので、まだ観てない方は映画館へGOしてから読んでくれると嬉しいです。
映像表現がヤバすぎた
色んな人が騒いでる内容の一つに「映像表現がヤバイ」ってことをちょいちょい目にしました。
その通り映像表現はハンパなかったです。
2Dと3Dを絶妙なバランスで融合させていて、マジで観てるだけで楽しいってレベル。
スパイダーバースは「コミックの中を歩いてる」っていう雰囲気を求めて作られているんですけど、本当にその通りの雰囲気がめちゃくちゃありました。
効果音に文字が使われてたり(爆発のときにBOOM!とか)、細かいところでコミック感が出てるんですよね。
アニメでありつつもコミックを読んでいるような雰囲気はマジで最高でした。
ってか、こんだけ映像表現がヤバイってのも納得で、「CGでレンダリングされたのち手書きで仕上げを施すという手法」をとっているみたいなんですよね。
文字を読むだけで途方も無い作業だとわかる。
(最初の10秒間には1年を費やしたとか)
全スパイダーマンが魅力的だった
スパイダーバースの醍醐味ともいえる「色んなスパイダーマンの集合」に関しては個人的にかなり良かったです。
各々がちゃんとした個性を持っているので、どのスパイダーマンも観てて楽しいしかっこよかった。
全スパイダーマンの感想なんかも書いちゃいます。
マイルス・モラレス / スパイダーマン
本作の主人公に当たるマイルスは「スパイダーマンに成り立て」ってこともあって一番成長したスパイダーマンだと思います。
歴代のスパイダーマン同様、大切な人を失うことでドン底から立ち上がるっていう描写はやっぱ何度見ても最高すぎる。
コミックを意識した映像表現のおかげで少年漫画を読んでいるような気持ちになりました。
最初は頼りないしナヨっちいけど、立ち上がってからの頼もしさはめちゃくちゃにクール!
ラストでキングピンをぶっ倒す技が“肩に手を置いて「ヘェイ」ってささやいて電撃でふっ飛ばす”ってのもめっちゃ良かったですね。
あのシーンで序盤のムダっぽい行動が活きてくるとは。
そして一番の成長が垣間見えるシーンが終盤の他のスパイダーマンを元の世界に返すシーンですね。
あの頼りなかったマイルスが「ここは任せろ!」というシーンはマジで最高だった。
ピーター・B・パーカー / スパイダーマン
別次元のピーター・パーカー。
マイルスが存在する次元のピーター・パーカーと顔は同じなんですけど、体型がだらしなかったり、ちょいちょいいい加減な性格になってるんですよね。
ただやっぱり別次元でもピーター・パーカーなんですよ。
マイルスの良き理解者だし、スパイダーマンとしての生き方を示してくれたり、スパイダーウェブの使い方を教えてくれたりなど、ちゃんとスパイダーマンなんですよね。
元の世界でMJと離婚しちゃってるんですけど、戻ってからMJにもう一度会いに行くっていう描写もあって、“自分と向き合う”って意味で成長しているスパイダーマンだと感じました。
そういえば、実写映画版のスパイダーマンを見た方なら「おっ!」となるようなシーンがちょいちょい盛り込まれてましたね。
僕が気づいたのは、第1作目におけるMJとの逆さキスシーンと第2作目の電車を線路上で止めるシーンですね。
こういう分かる人には分かるっていうシーンは結構好きです。
グウェン・ステイシー / スパイダーグウェン
マイルスと同じ学校に潜んでいた女性スパイダーマン。
やっぱ特徴的なのはスパイダーマンのコスチュームですかね。
スパイダーマンといえば赤と青が特徴的なコスチュームですけど、スパイダーグウェンは白とピンクが特徴的です。
コスチュームからも女性っぽさが感じられるのも良い!
そんでもってちゃんとスパイダーマンとして強いですからね。最高だよグウェン。
ちなみに「グウェン・ステイシー」は実写版にも出てきています。
アメイジング・スパイダーマンでの
この人。
実写とアニメで結構似てる顔立ちなのが地味に興奮しました。
グウェンが元の次元で失った大切な人は親友。
回想シーンでグウェンが親友を抱きかかえるシーンがあるんですが、アメイジング・スパイダーマン2を観た人ならピンと来たと思います。
アメスパ2のラストではグウェンがグリーンゴブリンによって時計塔から落とされて死んじゃうんですが、そのシーンと同じ感じでしたね。
こういう演出、めっちゃすこ!
アメスパ2関連で言えば、スパイダーバースの終盤で再び異次元の扉が開いたときにグウェンがそこに落ちそうになるシーンがあります。
そこでマイルスが一目散に飛んでいって手を伸ばし、グウェンがその手を掴むってシーンがあるんですが、ここも上で言った時計塔のオマージュっぽいですね。
アメスパ2を観てれば「今度はグウェンを救えた!」と興奮すること間違いなしでしょう。
ってか僕は興奮しました。
ピーター・パーカー / スパイダーマン・ノワール
フィルム・ノワールという次元のスパイダーマン。
元の次元は白黒の世界なので、ノワール自身も色を認識できないっていう面白い設定があります。
ルービックキューブを指差して「う~ん、これは紫!」って感じでスパイダー・ハムとやり取りするところはお茶目な感じで結構すこでした。
ノワールの戦闘スタイルはスパイダーウェブで攻撃ってよりも拳に頼る戦闘が多いイメージでした。
ってか本人も「好物は悪いヤツらをぶん殴ること」って言ってますし。
格好もロングコートにハットっていう時代を感じさせる風貌で、見た目では一番好きかもしれないです。
ロングコート、ハット、マスクっていう点で「ウォッチメン」の「ロールシャッハ」を思い出したのは僕だけじゃないはず。
ちなみに日本語版吹き替えは大塚明夫。
やばいくらい見た目と声がマッチしてました。やっぱかっこいいよスネーク。
英語版の吹き替えはニコラス・ケイジなので専属声優の大塚明夫がそのまま抜擢されたんだと思うんですけど、どっちにしろめちゃくちゃマッチしてたので問題なし!
ペニー・パーカー
SNSで一番人気なんじゃねーかと思ってるペニー・パーカーちゃん。
見た目も日本のアニメチックでまさに別次元から来た!って感じが映画でもいい感じでした。
日本のアニメチックってこともあって、一目見てすこすこのすこになってしまった。
ペニーたそ可愛すぎンゴ。
ペニーちゃんはスーツを身にまとうんじゃなくて、「SP//dr」っていうメカ・スーツを操作します。
他のスパイダーマンと同じく放射性クモに噛まれてはいるんですが、彼女の場合は噛まれたことで「SP//dr」と精神的な感応を獲得し、そのパイロットになったって感じみたいですね。
“精神的な感応”がイマイチよくわかってないんですけど、彼女も立派なスパイダーマンってことです。
「SP//dr」のフロントガラスに絵文字とかが電光的に表示されたり、ペニーちゃんがお菓子を食べながら操縦する様子は「オーバーウォッチ」の「D.Va」を彷彿とさせましたね(個人的に)。
ペニーちゃんめっちゃ可愛いんですけど、活躍シーンがあんまり多くなかったのが残念。
もっと勇士を見たかった。
ピーター・ポーカー / スパイダー・ハム
動物キャラクター世界から来た子豚型スパイダーマン。
見た目的には一番弱そうなんですけどちゃんとスパイダーマンなので普通に強いです。
カートゥーンっぽくどこから取り出したのかわからんハンマーで敵をぶん殴ったりするのが個性的でよかった。
ヴィランとの対比は必見
そもそもなんで色んなスパイダーマンが同じ世界に来ちゃったのかっていうと、ヴィランであるキングピンが異次元の扉を開けたからなんですね。
その理由ってのが死んでしまった自分の妻と息子を別次元からこちらの世界に呼び出すため、でした。
この理由がスパイダーマンとの良い対比になっててめっちゃ良いんですよね。
上でも書いたようにスパイダーマンは各々が大切な人を失くして、それを乗り越えて立ち上がってるんですよ。
「大いなる力には大いなる責任が伴う」っていう名言もある通り、死んでしまった人は生き返らないし時間だって戻せないんですね。
大切な人の死を乗り越えたか、そこで踏み止まったかの差がヒーローとヴィランの立ち位置の違いになってるんだと感じました。
この対比を考えて映画を観るとより楽しめると思います。
個人的に感じた謎
僕が最後までよく分からなかったのは“マイルスの透明化と電撃について”です。
なんであんな能力が備わったのかがよくわからなかった。
いや「蜘蛛に噛まれたから」で片付けようと思えば片付けられるんですけど、他のスパイダーマンは糸を出すだけなのになんでマイルスだけ?っていう引っ掛かりがありました。
なんかマイルスだけ違う要因で透明化と電撃を手に入れたのかと思ったんですけど、それっぽい描写もなかったですしね。
ってかそもそもこの2つの能力は必要だったんですかね?
あって助かった場面も多かったけど無くても問題ないように思えたんですが。
う~ん、わからん!w
まとめ:マジで観て欲しい映画
現時点で今年のトップに入るレベルで面白い映画でした。
僕みたいに「皆が騒いでるから観るのやめよ!w」とか思ってる人はその感情を捨てて観ることをおすすめします。
この映画は色んなジャンルの人を虜にする要素がめちゃくちゃあるので絶対楽しめます。
アニメ好きはもちろん、マーベル好き、そんで声優好きにもおすすめの映画です。
アニメってだけあってよくわからん俳優を起用していないガチの声優さんだらけなので安心して観れますよ!
まぁ何はともあれ、スパイダーバースは最高に面白かったです。
みんな見てくれ!!
そんな感じでした!
おわり!