どうも、ズッカズです。
2021年10月8日に発売された「メトロイド ドレッド」をひとまず1周クリアしました。
せっかくなので、僕の視点での評価や感想といったレビューを書いていこうかなと思います。
タイトル通り、僕は今までメトロイドシリーズを1作もやったことが無いです。
そして、僕と同じように未経験者だけどメトロイド ドレッドが気になっている人も多いと思います。
今回はそんなシリーズ未経験者の僕視点での評価や感想を書いていきますので、購入を迷っている方、検討している方は参考にしてみてください。
ザックリまとめ
シリーズ未プレイの僕でも十分楽しめた2Dアクションでした。
難易度はしっかりあるのに操作はシンプル。
純粋に2Dアクションの面白さを実感できるゲームだと思います。
メトロイド ドレッドの概要まとめ
簡単にですがメトロイド ドレッドの概要をまとめてみようと思います。
タイトル | メトロイド ドレッド |
対応機種 | Nintendo Switch |
価格 | パッケージ版:7,678円(税込) ダウンロード版:7,600円(税込) カタログチケット利用可能 |
発売日 | 2021年10月8日 |
ジャンル | 2Dアクション |
プレイ人数 | 1人 |
対象年齢 | CERO B (12歳以上対象) |
公式サイト | 詳細はコチラ |
今作は2Dメトロイドシリーズの19年ぶりとなる完全新作で、位置付け的には「メトロイド 5」となる作品。
ストーリーは前作「メトロイド 4」にあたる「メトロイド フュージョン」後の話となっています。
ジャンルは2Dアクションなので、ジャンプやショットによる操作を駆使した横スクロールアクションゲーム。
上下左右を移動して広いマップを探索するといった内容になっています。
メトロイド ドレッドのレビュー(評価と感想)
さっそくですが、個人的な評価や感想を書いていきます。
個人的には非常に満足度の高いゲームでした。
ストーリーが分からなくても何となく理解できる
今作は「メトロイド 5」という位置づけなので、1~4をやってないと意味不明なんじゃないか?と思ったのですが、特に問題ありませんでした。
まずストーリー冒頭で前回のあらすじを簡単に説明してくれるので、特に違和感なくストーリーに入り込めます。
シリーズ未プレイの僕でも理解できたので、この親切設計は非常に嬉しい。
もちろん細かい部分(鳥人族って何?サムスってどんなキャラ?とか)は理解しきれないのですが、今作だけを理解するのであれば十分かなと思いました。
専門用語の理解が追っつかないのは少しあるけど…
単純にグラフィックが綺麗だしカッコいい
2Dアクションと言えど、スイッチで遊ぶとなるとかなりキレイな画面になります。
ちょいちょい挟まれるムービーシーンはもちろんなのですが、普通のステージも地味に凝っているんですよね。
細かい部分が常に動いていたり、ライティングや壁、床の質感がかなりリアルに感じられました。
エリア移動はありますが、ムービーシーンとアクションシーンが割とシームレスなのも高ポイント。
両方のシーンのグラフィック差もほとんどないため、違和感なく操作できる上に映像を楽しめるっていうのは非常に良かったです。
あと単純にサムスがカッコいい。
スイッチという最新機種で動くサムスの挙動はどれを取っても洗練されていてカッコよかったです。
操作性がシンプルな上に軽快で爽快
ドレッドの操作性は本当に素晴らしいなと思いました。
何かしらのアクションゲームをやったことがあればすぐに理解できるレベルでシンプルです。
「最新作だから操作を記憶するの時間がかかる」といった心配が無いので、開始数分でスムーズに遊べました。
この操作が難しいといったストレスもなく、思い通りにサムスを動かせるというのは非常に遊びやすい。
無駄にコントローラーをガチャガチャしないでいいのはありがたかったですね。
シンプルな操作性に加えて、サムスのアクションの動きもかなり軽快。
1つ1つの動作がキビキビしているので、ゲーム自体のレスポンスがすごく良いように感じます。
全体的にスピーディーなので単純に触っていて楽しかったです。
もう1つ加えると、「メレーカウンター」と呼ばれる近接攻撃とカウンターを両立した能力がメチャクチャ気持ちいい。
雑魚敵にカウンターが決まれば一撃で倒せますし、ボス戦でも特別なアクションに移行できるといった楽しみがあります。
通常では倒せないE.M.M.I(エミー)にもカウンターが可能なのも爽快感の一因だと思いました。
段階的に取得できる能力とマップ範囲の拡張はかなりワクワクした
今作は従来持っていた能力を失うところからスタートなので、最初に使える能力はキャノン、ミサイル、メレーカウンターのみ。
最初のステージの段階で「え、これまだ行けなくない?」って箇所がいくつもあるのですが、ストーリーを進めるごとに能力が追加され、行ける場所も増えていきます。
サムスのパワーアップを如実に感じることができるため、このシステムはありがちだけどかなり面白い。
能力が追加されると、最初のステージでも新たな発見ができるため、単純にゲームを進めるのが楽しくなります。
また、能力を取得するにつれ、サムスの見た目が変化するのもかなり良かった。
新たな能力を使えるのもそうなんですが、視覚的にも強くなっている感じがしてテンションが上がりました。
ちょっとだけネタバレになるので隠しますが、通常カラーも良いけど最終段階の色合いもかなりカッコいいです。
物語の終盤ではもう一段階変化しますが、本当の終盤なのでここでは控えておきます。
能力取得によって行ける範囲が広がるのはかなりワクワクしました。
ドレッドには複数のマップがあり、それらを行き来して探索します。
能力が増えたら前のマップへ、みたいなのもあるので一見面倒そうなんですが、能力が増えることで同じマップでも景色がかなり変わるんですよね。
「ここに行けるようになったからマップが解放された!」といった喜びもありますし、能力が増えるだけで視点がガラっと変わります。
この調整はかなり上手くできているなと思いました。
「モーフボール」取得後はかなり楽しかった
探索要素は普通に頭を使うし、探索している感もかなりあった
ドレッドは探索とアクションがメインなので、探索要素もかなり良かったです。
能力を取得したら前のマップに戻って探索、といった要素があるので、今作の舞台である惑星ZDRを横断しまくって探索している感じが良かったですね。
単純に1マップを踏破したら次のマップへ、という単純なものでもないので、個人的には結構頭を使いました。
「行ける場所が決まっていて探索感が無い」といった意見をチラホラ見るんですが、個人的には一本道に感じないようなマップデザインになっているので、探索感はバリバリありました。
「能力が無い状態なら行ける場所だけを進めばいい」と言えば簡単そうに聞こえますが、普通に迷いまくります。
最低でも僕は隠しブロックに翻弄されて迷いまくりました。
何回もマップを開いて
いやここは行ったよな?
ここは行けないからここ行くしかなくね?
といった問答を繰り返しましたし、
いや詰んだわ!コレ!
と思ったことも何度もあります。
それでもよくよく探せばちゃんと進めますし、単純に僕の勘が悪いだけだったりするので、退屈に感じることは一切なかったですね。
E.M.M.I(エミー)に捕まれば即死という独特の緊張感と破壊後の解放感
各エリアには「エミーゾーン」と呼ばれる場所があり、その場所にだけE.M.M.I(エミー)と呼ばれるロボットが出現します。
こいつにはサムスの攻撃が一切通用せず、捕まったら基本的に即死(ゲームオーバー)。
見つからないように移動、探索をして、見つかってしまったら逃げる一択となります。
「即死」といってもエミーゾーンに入る前に戻されるだけなのでペナルティは軽め
この即死という緊張感が凄まじくて、エミーゾーンに入る前の緊張感と憂鬱感、そして逃げ切れた際の安堵感はかなり良いスパイスになっていました。
僕はホラーゲームは普段全くやらないのですが、この緊張感はそれに通ずるものがあると思います。
ドレッドがやけに「恐怖」という単語を押しだしているのも頷けますね。
基本的に倒せないエミーですが、上にも書いたように「メレーカウンター」で一時的に行動不能にすることができます。
タイミングがかなりシビアなので成功確率は結構低いんですが、たまに決まるとメチャクチャ気持ちいい。
即死するのが基本だけど、救済要素が少しでもあるのはありがたい仕様だと思います。
そしてこのエミーは各エリアで手に入る「オメガブラスター」で破壊することが可能です。
エミーはホラー要素がありつつも中ボスっぽい位置付けにもなっているわけですね。
このエミーの破壊、かなり解放感があってスッキリします。
長い溜めの後に撃つクソでかビームはもちろん、エミーを破壊すればエミーゾーン内でもビクビクしないで済むんですよね。
エミーのいないエリアを悠々自適に歩けるというのは非常に解放感があって気持ちいい要素の1つでした。
死にゲー要素があるので難易度は高めかも
エミーの即死やボス戦の難易度を考えると、割と死にゲー要素が強いゲームだと思います。
何度も挑戦した上で倒せた!という爽快感はあるんですが、なかなか倒せないと「は?無理ゲーやん」と思ってしまうのも事実。
ドレッドはレベル上げといった要素もないため、基本的には所持している装備を駆使して敵を倒すのが前提。
なので、単純にサムスの操作スキルが試されるゲームとなっています。
僕も決してアクションゲーが上手いわけではないので結構苦戦しました。
今までアクションを遊んだことが無い人だと、より一層難しく感じるかもしれません。
最初に「操作性はシンプル」と書きましたが、シンプルだけど後半になればできることはかなり増えます。
つまり、ボス戦でもできることを全て駆使して戦うことになるため、結構な操作スキルを要求されるんですよね。
アクション初心者お断り!とは言いませんが、人を選ぶゲームではあると思います。
ラスボスが一番難しかった
ゲームボリュームとコスパは人による
僕の初回のクリア時間は8時間30分くらいでした。
ただ、このクリア時間ってゲームオーバーになった際の時間は巻き戻ったり、マップを見ている時間加算されていないんですよね。
つまり、実際のプレイ時間だと僕の場合は15時間以上は遊んでいたと思います。
それを考えると、個人的には十分な満足度でした。
クリア時間よりも長い時間遊べましたし、各マップで考えることも多かったので密度の濃いプレイ時間になっていたと思います。
ただ、これに関しては人それぞれで、ボリューム不足だったという意見もまぁまぁ見るんですよね。
加えてゲーム価格は7,000円超えと少し強気なので、コスパが悪いと感じる人が多いのかもしれません。
何周もしてクリア時間を縮めるといった楽しみ方も醍醐味みたいなので、ボリュームに不安がある人は周回プレイを楽しむのありかも。
逆に言えば、周回プレイが好みでは無い人はコスパの悪さを如実に感じそうです。
僕の場合は初回の1周だけでもかなり満足できましたが、周回プレイはタイムアタックはやらないかも…といった感じ。
まとめ:シリーズ経験者向けではあるけど未経験者でも全然OK
シリーズ未経験者の僕の視点から言うと、今までのメトロイドを一切プレイしてなくても余裕で楽しめるゲームでした。
単純に2Dアクションとしての完成度が高いですし、探索や操作性も最高。
何かしらの2Dアクションにハマったことがある人は確実に楽しめるゲームになっていると思います。
ただ、間違いなくシリーズを通しで遊んできた人の方が楽しめるのは確か。
「サムスって実は○○だったんだ!」みたいな展開は、シリーズ未プレイだと「???」となること必至。
また、後半につれて要求される操作も増えてくるので、メトロイドに慣れている人の方がすんなり受け入れられる印象がありました。
ただ、それでもメトロイドという世界観を楽しむには十分ですし、シリーズ未経験の第1歩としてはかなり最適なタイトルだったと思います。
これきっかけで単純に過去作も気になってきましたし、鋭意製作中の「メトロイド プライム4」も俄然楽しみになりました。
操作スキルやストーリーを考えると一見さんお断りな雰囲気がありますが、個人的にはアクションが少しでも好きなら遊んでほしいタイトル。
2Dアクションとして魅力がふんだんに盛り込まれているので、気になった方はぜひ!
マジで面白かったです!
そりでは!
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