ちょっと前にペルソナ5 ザ・ロイヤルをクリアしたばっかなんですが、P5Sもクリアしちゃいました。
ここ数ヶ月はペルソナ5漬け生活で最&高って感じでしたね。
とりあえずクリアした感想を一言で言うと、
個人的にはメッチャ面白かったです
しっかりとペルソナ5の続編になってますし、今までとは違うペルソナって感じで普通に楽しめました。
ってことで今回は、そんな「ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」の評価や感想を書いていこうと思います。
全体的には満足なんですが、ちょっと不満だった部分もあるので、そういったところも含めて色々と書いていきます!
ちなみにストーリー的なネタバレも含むので、未プレイの人はご注意ください。
P5Sの良かった部分
アレンジBGMが最高
今作はオリジナルBGMもあるんですが、無印のBGMをアレンジしたものも収録されています。
これがマジで最高で、しっかりとペルソナ5感を残しつつも新作ゲームって感じを前面に押し出しているんですよね。
プレイ中、ちょっとだけ懐かしくもなりつつも興奮してくる良いBGMだったと思いました。
個人的に一番興奮したのが近衛戦の「Rriver in The Desert」のアレンジ。
無印では獅童戦で流れたBGMなんですけど、スクランブルでもラスボス1個前のボス戦で流れるってのは上手いなと思いました。
原作プレイ済みだとニヤリとできる部分が多い
原作であるペルソナ5を遊んでいると「お!」ってなる部分がちょこちょこありましたね。
一番最初にジェイル入っちゃう時が竜司、モルガナ、主人公の3人なんですが、これがカモシダパレスと同じ状況だったりとか。
原作で聞き慣れた単語がちょいちょい出てきたりなど、マジで新規の人には何のこっちゃな部分が多いとは思うんですが、続編としては最高だったと思いました。
ムービーとして挟まれる3Dアニメーションが綺麗
コエテクが絡んでいるからなのかは分からないんですけど、ちょこちょこ挟まれる3Dアニメが綺麗でした。
スクランブルでは3Dのキャラたちが結構ヌルヌル動いていたので、かなり見やすい印象を受けましたね。
無印とどこら辺が違うのか上手く言えないんですけど、3Dアニメは割と必見かな、と思います。
オプション画面がさらにスタイリッシュでカッチョいい
ペルソナ5のオプション画面もかなりスタイリッシュでしたが、スクランブルもかなりオシャレな仕上がりになってました。
#P5S の「CONFIG」から『カメラオート移動』をOFFにすると、移動時にカメラが自動で動かなくなるぜ。ジェイル探索中に少し気分が悪くなる人はぜひ試してみてくれ!他にも『カメラ上下リセット』『召喚時カメラ方向リセット』『銃撃時カメラ方向リセット』もOFFにすると楽になるかもな! pic.twitter.com/mMGqiG41mD
— モルガナ_ペルソナ広報 (@p_kouhou) February 26, 2020
オプション画面でも各キャラがヌルヌル動くのは結構新鮮でしたね。
ただ、サクサク感は薄れてしまっていて、キャラのモーションのせいで1つ1つの動きが遅いのはちょっと微妙。
かっこよさ全振りって印象です。
“時間的な”自由度が高い
今作は無印のように「パレス攻略までの期限」みたいなものがありません。
体力がやばくなったり、アイテムが減ってきたら気軽に現実に戻って、ジェイルを途中から攻略するってことができます。
しかも、現実に戻っても日付が進んだりしないので、マジでデメリットが一切ないんですよね。
原作に慣れていると若干戸惑いますが、この親切設計はありがたいなと思いました。
反面、ジェイルを攻略しない限り物語が全く進まないって欠点もあります。
コープイベントもないので、マジでジェイル攻略がメインって感じです。
全国各地を回れるのは楽しい
今作では怪盗団が全国各地を巡って悪い奴らをぶっ飛ばすってのがメインになっています。
無印では渋谷を中心にしていましたが、スクランブルでは北海道から沖縄まで色々な場所に行くことが出来るんですよね。
ペルソナ5の操作感なのに無印で歩いたところ以外を歩けるってのは単純に新鮮で楽しかったです。
新しい仲間の2人が思いのほか良かった
今作で新たに仲間になるソフィアと善吉なんですが、2人ともキャラとして最高でした。
特に善吉なんかはPVでオッサンが確定していたので『え?オッサンが怪盗団ってマジか…』とか思ってたんですけど、そんなん忘れるくらい良いキャラしてましたね。
今後、ペルソナ5がどう展開していくかは分かりませんが、スクランブルだけで終わっちゃうキャラでは勿体ないと思うほど怪盗団と馴染んでいました。
ロイヤルではかすみも新たに仲間として加わっていたので、ロイヤルとスクランブルを掛け合わせた怪盗団の活躍もマジで見たくなりましたね。
[kjk_balloon id=”1″]2人のペルソナ覚醒シーンが最高なんだ、これが[/kjk_balloon]
無印ペルソナ5には無い『温泉シーン』がある
最高~~~
P5Sで個人的に微妙だったところ
原作と同じ操作にして欲しい
原作とやることは同じなのに、押すボタンが違うってのも個人的には微妙でした。
ロイヤルで追加された「ショウタイム」はタッチパネルを押すことで発動したんですが、スクランブルでは〇△の同時押し。
原作でマップを開くのはR1でしたが、スクランブルではタッチパネルなどなど、続編のゲームなんだからゲーム性は違くても操作を統一して欲しかったですね。
僕の場合はただでさえ発売日の前日までロイヤルを触っていたので、似たような画面なのに操作が違うと若干戸惑いました。
[kjk_balloon id=”1″]まぁやってく内に慣れるんですけども[/kjk_balloon]
“ゲーム内での”自由度が少ない
自分たちの行動の自由度は原作よりも少なめに感じます。
基本的には現実世界でアイテムなどを補充するか、ジェイル攻略のどっちかって感じ。
上でも書いたようにコープ攻略とかもないですしメメントスも無いので、メインがストーリーとジェイル攻略に集約されているんですよね。
僕はペルソナ5のコープイベントも結構好きだったので、ゲーム内の自由度が減るのは少し寂しい気もしました。
SP回復手段がメチャクチャ少ない
スクランブルは無印ペルソナ5の時のように、SP回復手段がメチャクチャ少ないです。
今作でもweakを狙って総攻撃をすると結構ダメージを与えられるので積極的に使いたいんですが、SPを節約しないといけないのでホイホイと使えないんですよね。
原作以上にweakが大事なので、SP回復手段はもっと多くてもよかったなと思います。
一応回復アイテムだったり、BANDレベルを上げればある程度はカバーできるんですが、それにも限界がありますからね。
現実に戻ればHP、SPは全回復するんですけど、ゲーム攻略のテンポが落ちるのがちょっとな~と。
セーブポイントに到達した時点で回復してくれても良かった気がします。
[kjk_balloon id=”1″]ボス戦なんかはSP回復アイテム必須だった[/kjk_balloon]
コープキャラが出てこないので寂しい
割と序盤で明らかになるんですけど、無印でのコープキャラは出てきません。
僕の好きな川上先生はもちろん、武見先生や岩井、三島などなど、以前まで主人公と仲良くできたキャラが軒並み出てこないのは悲しかったですね。
今作は渋谷とか四軒茶屋だけでなく、全国各地を回ってジェイルを攻略するので仕方ないんですけど、それでもコープキャラとの新たな会話は見たかったな〜と思いますね。
ってかP5でもP5Rでも女性キャラは全員攻略したんだが!?
愛しの彼氏が帰ってきたんだからもっと顔出してくれてもよくねぇ!?
ちなみに、唯一あるコープイベントっぽいシーンでは怪盗団の女性陣の中から1人を選んで観覧車に乗ります。
マジでここくらいしか無印の恋愛イベントっぽいものは無いのが悲しいですね。
僕は真を選択して観覧車デートしました。
無印、ロイヤル共に真との恋愛イベントも履修済みだったので、このシーンは前作のコープイベントを網羅した人なら感慨深いと思います。
真、最高~~~
芳澤かすみなどのロイヤルで追加されたキャラは出てこない
まぁこれはスクランブルの発表時期を考えると仕方ないんですけど、ロイヤルで追加されたキャラは出てこないんですよね。
特にかすみはロイヤルでは一緒に行動することが多かったので、スクランブルでも一緒にジェイルを攻略したかったです。
スクランブルの世界線は無印ペルソナ5の続きみたいなので、かすみが出てこないのは諦めるしかないんですけどね。
DLCかなんかで操作キャラ追加してくれたら嬉しいなと思います。
ストーリー的な感想:悪くないけど良くもない
全体的なストーリーなんですが、悪いわけじゃないですけど別に良くもないかなってのが正直な感想です。
ペルソナ5でいう「パレスの主」がスクランブルの「ジェイルの王」なんですけど、一概にそいつらを責められないってのが大きな違いだったと思います。
無印でのパレスの主は鴨志田を始め、どいつこいつもクズ度がかなり高かったんですが、スクランブルだと同情できる余地があるんですよね。
ジェイルの王たちは自分の人生においてつまづいてしまったところを付け込まれ、怪盗団の敵へとなってしまっています。
その付け込まれたって部分も怪盗団における「反逆の意思」に通ずるものあって、理不尽に対して抗いたいんだけど、仲間がいなくて悪い方向へ成り下がるってのが怪盗団との対比にもなってるのかな、と考えたりもしました。
理不尽に対して抗うってのは怪盗団も同じなので、一歩間違えていれば怪盗団のメンバーも「ジェイルの王」になってた可能性があったのかな、とか考えると面白かったです。
ただ、ラスボス近くのストーリーが個人的には微妙で、無印ペルソナ5とは違う展開が良かったなと思います。
無印のラスボスが聖杯で、スクランブルでは聖櫃て…
結局スクランブルのラスボスも大衆から「自分で考える意思」というものを奪って世界改変、みたいな感じなので、もうちょっと捻りのある展開が良かったです。
[kjk_balloon id=”1″]ヤルダバオトもデミウルゴスも世界改変好きすぎんだろ[/kjk_balloon]
最後は怪盗団がラスボスぶっ飛ばして、人間は再度自由を守れたよ、ってストーリーなので既視感が半端なかったですね。
ちなみに、ヤルダバオトとデミウルゴスは元ネタである「グノーシス主義の創造神話」において同一人物とされています。
AIであるEMMAが自らを「デミウルゴス」と名乗った理由を考えると、デミウルゴスはマジでヤルダバオト本人だったのかな?みたいな考察も出来て楽しいです。
Wikipediaを読んでみると「創造者」「偽の神」みたいなワードも出てくるので、読んでみると結構面白いと思います。
まとめ:続編としておおむね満足!
無双系のゲーム自体あんまりやったことがなかったので、序盤は割と苦戦しましたが結構楽しめました。
やっぱ単純にペルソナ5の続きの物語を遊べるってのは嬉しいですね。
ゲーム操作とかは原作よりも覚えることが多くて頭プリンパって感じでしたが、やってる内に慣れてくると思います。
慣れてくると仲間との連携とか、自分の技のコンボも上手になってくるので、原作以上にやり込めばやり込むほど楽しくなると思いますね。
[kjk_balloon id=”1″]第1章の渋谷ジェイルまでがチュートリアル感ある[/kjk_balloon]
他の人の感想を見ていると、ペルソナ5の続編として期待していたか、無双シリーズとして期待していたかで評価が分かれてるっぽいですね。
僕はペルソナ5の続編として期待してましたし、そもそも無双シリーズを遊んだことが無かったので普通に楽しく遊べました。
逆に無双シリーズを期待して今作を遊ぶと、動きとか細かい部分がストレスになってるみたいです。
そもそもタイトルに「無双」の文字は入ってないんですけど、コエテクが関わってたり、紹介PVでも「無双っぽい」とか言われてたから仕方ない部分はありますけどね。
無双シリーズとしては微妙かもですが、ペルソナ5の続編としては良い感じになってると思いますよ!
ちなみに1周目の僕のプレイ時間はこんな感じ。
ロイヤルの1周目は140時間くらいかかっていたので、それを考えるとボリューム自体は少ないですね。
ただペルソナ5をプレイしたことある人は楽しめる内容になっているので、個人的にはあまり気にならなかったです。
とりあえず、なんだかんだで最高の続編でした!
あつまれ どうぶつの森で忙しくなっちゃいますが、時間が出来たら2周目に挑戦してみようと思います。
そりでは。
おまけ:ペルソナ5の漫画版はマンガワンで!
ペルソナ5の本編マンガはマンガワンで読めます!
ゲームをクリアしたけど内容だけ復習したい人や、漫画版として楽しみたい人にオススメです。
アプリは無料でインストールできるので試しに入れてみてはいかがでしょうか?
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