ついこの間SONYのWH-1000XM3というヘッドホンを買ったばかりなんですが、今度はイヤホンを購入してしまいました。
その名も「WF-1000XM3」。
こちらはめちゃくちゃカンタンに言うとWH-1000XM3のイヤホンバージョンって感じになってて、業界最高峰のノイズキャンセリング機能が搭載されたワイヤレスイヤホンとなってます。
ヘッドホンが壊れたとかじゃなくて、単純に夏場は耳がめちゃくちゃ蒸れてヘッドホンが嫌になってしまったので、どうせならってことで購入しました。
ってことで今回はSONYのWF-1000XM3の
- 機能説明およびメリット
- 使って感じた微妙なところ
なんかを書いていこうと思います!
気になっている人は参考にどうぞ!
WF-1000XM3のスペック
イヤホン自体のスペックはこんな感じ。
- カラー
ブラック/プラチナシルバー - 型式
密閉、ダイナミック - ドライバーユニット
6mm ドーム型(CCAWボイスコイル採用) - 連続音楽再生時間
最大6時間(NC ON)/最大8時間(NC OFF) - 充電時間
約1.5時間 - 質量
約8.5g × 2 - 対応BTコーデック
SBC, AAC - 付属物
充電ケース、USB Type-Cケーブル(約20cm)、ハイブリッドイヤーピース(SS, S, M, L各2個)、トリプルコンフォートイヤーピース(S, M, L各2個)
WF-1000XM3の機能説明
お次はこのイヤホンがどんな機能を揃えているのかを解説します。
基本的にはヘッドホンのWH-1000XM3と同じ感じですね。
搭載されている機能がそのままメリットになってるので参考にどうぞ!
業界最高クラスのノイズキャンセリング性能
WH-1000XM3に搭載されている「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」と共通の技術を使って開発された、「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1e」 というのが搭載されています。
まぁ何言ってるか僕もよくわからんのですが、とりあえずスゴイノイキャン機能が搭載されてるって感じですね。
また、本体にあるマイクで集音した騒音をデジタル化した後、その騒音の波形と逆の音を生成(逆位相)することで、より静かでクリアな音を再現しているみたいです。
[prpsay img=”https://zukkazu.com/wp-content/uploads/2019/05/new-icon-nawi-up.jpg” name=”ズッカズ”]よくわからんけど凄い[/prpsay]
周囲の音を取り込めるアンビエントサウンド
この機能はヘッドホンのWH-1000XM3にもありました。
本体のマイクから周囲の音を取り込むことで、会話などをするときにいちいちイヤホンを外す必要が無くなるって機能です。
また、同じくヘッドホンにもあった「クイックアテンションモード」も搭載。
イヤホンに指を触れ続けることで、一時的に周囲の音を取り込めるようになるって機能ですね。
これのおかげで電車のアナウンスとかを聞き逃すことが結構減ります。
ハイレゾ相当の高音質を楽しめる
「DSEE HX」という機能があり、これはCDやMP3などの圧縮音源をハイレゾ相当の高音質に変換する機能になってます。
これのおかげでワイヤレスイヤホンでも高音質な音源を聞くことが出来るようになるってわけですね。
超ロングバッテリーと急速充電
ヘッドホン同様、こちらもロングバッテリーと急速充電に対応しています。
本体自体は連続で6時間の利用が可能で、充電ケースで充電することで最大24時間まで利用することが出来ます。
ワイヤレスの中ではかなり寿命が長いですね。
また、急速充電対応ということで、10分充電で90分再生可能となっています。
「ヤッベ!充電がねぇ!」ってときも10分ガマンすれば1時間半使えるってのは便利ですね。
タッチセンサー搭載
本体にタッチセンサーが搭載されており、ここである程度の操作が可能です。
右側は
- 再生/一時停止(シングルタップ)
- 曲送り(ダブルタップ)
- 曲戻し(トリプルタップ)
の操作が出来て、左側は、
- ノイズキャンセリング/外音取り込みの切替(シングルタップ)
- クイックアテンションモード(触れ続ける)
の操作が出来ます。
残念ながら音量の上げ下げは出来ないんですが、イヤホンでこれだけの操作が出来るのはかなり便利です。
着脱で再生が自動停止
AirPodsにもある機能ですが、イヤホン本体を耳から外すことで音楽がイヤホンから鳴らなくなります。
いちいち外すときにiPhoneなどで停止する手間が省けるので非常に便利ですね、これは。
このイヤホンは左右が独立してiPhoneなどに接続する(左右同時伝送方式)ので、右側だけを外したら、右側のイヤホンだけ音が鳴らなくなります。
AirPodsは片方外すともう片方の音も止まっちゃいましたので、片耳がかゆい時とかでも音が止まらないってのはありがたいかなと思いますね。
使って感じた微妙ポイント
機能説明およびメリットはこんな感じでした。
ほぼヘッドホンのWH-1000XM3と出来ることは同じなので、機能的にはだいぶ豊富だと思います。
そんな中、僕が使ってるうちに感じた微妙だったポイントも挙げてみます。
本体のタップが難しい
僕は同じワイヤレスイヤホンで「AirPods」っていうAppleが発売してるイヤホンも持ってます。
そいつとの比較になるんですけど、確かに音質は格段にWF-1000XM3の方がイイです。
そもそもカナル型ってのもありますが、やっぱノイズキャンセリング機能で雑音はほぼ消えますし、かなり音楽に没頭できるんですよね。
ただ、再生/一時停止や曲送りといった操作には若干不満があります。
上でも書いたように、基本的な操作は本体の丸いタッチパネルをタップして操作するんですが、的確に丸い部分をタップするのが難しいんですよね。
ダブルタップしてるのにシングルタップで認識されたり、そもそもタップ自体が反応されなかったり。
ワイヤレスイヤホンは本体で操作できてナンボだと思うので、この使いにくさは痛い。
AirPodsって本体をタップするときはどの場所をタップしてもある程度認識してくれるんですよ。
本体であればどこかしらをダブルタップすれば操作が出来たんですね。
ただWF-1000XM3は丸い部分のみでしか操作できません。
タップしたと思ったらタッチセンサー以外の部分を触ってたりして、上手いこと操作できないときがありました。
[prpsay img=”https://zukkazu.com/wp-content/uploads/2019/05/new-icon-nawi-up.jpg” name=”ズッカズ”]AirPodsの操作感は神だった[/prpsay]
ちなみに、タッチセンサーをタップするときは
このように親指と中指でつまんで人差し指でタッチすると割と操作しやすいです。
Bluetooth接続感度がよろしくない
SONYの公式ページいわく、「左右同時伝送方式」というものを採用しており、左右の本体がそれぞれBluetooth信号を伝送することで接続安定性が大幅に向上したらしいです。
それ以外にも、Bluetoothのアンテナ構造を最適化した影響もあるとか。
そんなことが書いてあるにもかかわらず、ちょっと感度が微妙なんですよね。
iPhoneとかに繋いでから音楽再生中に片方外して、再び装着したりするとめちゃくちゃ途切れたりすることがあります。
電車内とかの人が密集している場所で使ってる影響もありそうですが、「安定性向上!」とか言っておきながらブツブツ聞こえるってのは結構ウザイですね。
あと、「左右同時伝送方式」ってやつのおかげで、片耳の接続が途切れる→再接続って感じになると左右で流れる音のタイミングがずれてたりします。
個人的に無駄な機能だと言わざるを得ませんでしたね。
左右の接続にラグがある
上でも書いたように、このイヤホンは左右同時伝送方式を採用しているので、右と左がそれぞれスマホとかに接続します。
SONYいわく安定性向上のための機能みたいですが、左右が独立してるので接続がバラバラなんですよね。
右→左って順番で装着しているのに、左が「ブルートゥース、コネクテッド!」とか言い始めて、2秒くらい経ってから右側が「ブルートゥース、コネクテッド!」とか言い始めます。
いやオレ右から装着したんだけど!?っていうのもありますし、同時に接続してくんねぇ!?っていう感情もあるんで、これが結構ウザイです。
細かいところでストレスがあるのがちょっと気に食わないですね。
充電ケースの電池残量がわかりにくい
ワイヤレスイヤホンは、イヤホン本体と充電ケースの2つの電池残量を確認できなきゃダメです。
イヤホン本体の電池が切れたら普通に使えなくなりますし、充電ケースの電池が切れたら電池切れイヤホンの充電が出来ず、ただの飾りになりますからね。
そういった理由で電池残量を確認するのが大事になってくるんですが、このイヤホンは充電ケースの残量が分かりにくい!
イヤホン本体は装着時に耳からバッテリー残量を教えてくれるんで問題ないんですが、ケースの残量がサッパリわかりません。
アプリを起動したら分かるかな?って思って起動しても分からないんですよね。
どうやって確認するかっつーと、SONYによると
以下の方法で充電ケースの電池残量を確認することができます。
- 充電ケースの電池残量が少ない場合ヘッドセットを充電ケースにセットしたとき、ヘッドセットの⾚ランプが点灯してすぐに消灯し、ヘッドセットの電源がオフになります
- 充電ケースの電池残量がない場合ヘッドセットを入れてもヘッドセットの赤ランプが点灯せず電源がオフになりません。
こうやって確認するのが一般的みたいです。
いや無能すぎない?
AirPodsと比べるのは違うかもですけど、それでもAirPodsはすぐに確認できますからね。
この手軽さが無いのは非常に不便です。
アプリは今のところ使わなくてもいいかな
ヘッドホンのWH-1000XM3とイヤホンのWH-1000XM3は専用のアプリを使うことでイコライザなどを弄ることが出来ます。
それによって自分好みのイヤホン・ヘッドホンへと改造できるんですが、個人的には使わなくていいかなと思いますね。
アプリを起動したらイヤホンとかと接続する画面になるんですけど、その時間がちょっとウザイです。
今音楽聴いてるんだから、一瞬でイヤホンの情報を読み込めよ!と思います。
1ヶ月近く使ってみて
こちらのイヤホンをなんだかんだで1ヶ月近く使ってきましたが、やっぱ微妙ポイントで挙げた部分がストレスになりますね。
誤タップに関してはホントにストレスで、正直イヤホンでの操作は諦めてます。
iPhoneで音楽鳴らして、Apple Watchで操作するってのが基本スタンスになりそう。
音量調節はAirPodsのときでも出来なかったので慣れましたが、やっぱりあった方が便利。
イヤホンだけで操作を完結させたかったですね。
ノイズキャンセリングに関してですが、風ノイズがちょっと気になりますね。
仕様なのかは知りませんが、ノイキャンをONにすると風ノイズが結構聞こえます。
アプリ上で「風ノイズ軽減」って機能を使えばマシになるんですが、それをONにするとノイキャンの性能が結構落ちちゃうんですよね。
こういった細かい部分がストレスになってきてます。
結構いい値段のするイヤホンだったんですが、思ってたよりも…って感じは否めないですね。
まとめ:アリっちゃアリなイヤホン
正直ヘッドホンのWH-1000XM3を購入したときほどの衝撃はありませんでした。
あのヘッドホンはやっぱマジですごいです。
イヤホンよりも本体が大きいので色々と機能を詰め込めてますし、ノイキャンの感激もヘッドホンのときの方が大きかったですね。
ただ、イヤホンのWF-1000XM3がゴミってわけじゃなくて、ワイヤレスでノイキャンつきのイヤホンとしてはまぁまぁ高得点だと思います。
見た目もシンプルですし、付け心地も悪くないので夏場はこれがいい感じかなと思いますね。
音質に関しても、めちゃくちゃ拘ってるわけじゃない僕としては全く問題ないレベルで高音質だと思います。
ワイヤレスイヤホンの購入を迷ってる人はSONYのWF-1000XM3は1つの選択肢としてアリかなって感じですね。
イヤホンではなく、ヘッドホンが気になってる人はWH-1000XM3をオススメします。
マジで神ヘッドホンです。
そんな感じでした。
そりでは。