ジャンプで連載している「ぼくたちは勉強ができない(以下ぼく勉)」ですが、2020年2月の時点でかなり終盤になってきました。
割と好きな漫画で「「ぼくたちは勉強ができない(ぼく勉)」が面白いから紹介!」って記事も書いたりしたので、完結ってなると寂しいものがありますね。
ただ、そんなぼく勉の終盤付近の展開が個人的にあんまり好きじゃないです。
雑とまでは言いませんけど「え?マジでこんな感じで終わり?」って気持ちがぬぐえません。
あくまでも僕個人の感想ですが、終盤付近の展開についてツラツラと書いていきます。
ちなみに、僕はジャンプでぼく勉を読んでいるので、単行本派の人はネタバレになりますのでご注意ください。
アニメ2期の展開と同じようにうるかENDになりそう
「2019年秋アニメで視聴した作品の感想とか評価まとめ!」って記事でも書いたんですが、ぼく勉のアニメ2期のラストがうるかエンドを匂わせるような終わり方でした。
「いや原作でも描いてないし、なおかつヒロインレースが決まるようなシーンをなんでアニメでやっちゃうの?」っていうモヤモヤがあって、個人的には全然納得いかなかったんですよね。
ただまぁアニメはアニメだし、原作では色々と違う展開を見せてくれるのかな~と思ってたんですが、結局原作もうるかエンドになりそう。
いや、うるかエンドなのはいいんですけど、結局アニメと同じような展開なんだっていう落胆がデカいですね。
アニメでも空港のシーンで終わりましたが、原作でも空港に向かうような展開なのもなぁ。
結局アニメ通りのうるかエンドで、アニメは原作の先取りだったんだっていうモヤモヤがずっと残ってます。
アニメのラストと原作のラストが繋がるなら、今描かれいる原作をすっ飛ばしたアニメのラストって何の意味があったんですかね?
うるかエンドへの持っていき方に不満
ぼく勉のメインヒロインは文乃、理珠、うるかの3人だと思うんですけど、第1話からいるヒロインは文乃と理珠の2人なんですよね。
ヒロイン感はこの2人の方が大きかった気がするんですが、告白もせずにヒロインレースから脱落してしまいました。
いやまだ完結してないんで分からないんですけど、ヒロインレース脱落はほぼ確定ですね。
今まで散々ハーレム物っぽい構成にしてきて、『実は成幸が恋愛対象として見てたのは最初からうるかだけでした』ってそりゃねぇよ!!
成幸とうるかの過去編とかも挟まれてたので、成幸のうるかに対する気持ちはまぁ分かるんですよ。
今まで色々と背中も押してくれたし、そりゃあ好きになるよねって理解は出来ます。
でもオレは成幸じゃないから!!
その過去知らないから!!
1読者として物語を読んでいるだけなんで、そんな過去のことを唐突にぶっ込んできて「ズリぃよ~」って感じです。
成幸からしたらうるかを好きになる過程があったのかもしれないけど、読者にはその過程がないですからね。
ヒロインレースは現在進行形の恋愛模様で決めて欲しかった感がありました。
成幸の一番つらい時期を支えてたって、冷静に考えてヒロイン力が強すぎるだろ、うるか。
文乃と理珠をしっかりとしたヒロインにして欲しかった
1読者として読んでいるだけなんで、成幸の過去なんて知らないのは当然です。
ただ、1読者として読んでいるからこそ、文乃と理珠が成幸に恋しているってのも知っているわけです。
成幸からすれば自分のヒロインはうるかだけかもしれんけど、こっちからすればヒロインは3人もいるんですよ。
その3人の中から成幸がどう選択するのか、ヒロインたちはどのように成幸にアプローチするのかを楽しみにしていたのに、内2人がそもそもヒロインではありませんでしたって酷すぎやしませんか?
僕は『ぼく勉は最終的なヒロインが誰になるか分からない』って部分に面白さを見出していたんですが、実は最初から、もっと言えば物語上だと第1話が始まる前から決まっていたって思うとなんだかやるせないですね。
文乃と理珠が「好き」という気持ちに気付いたところで…ってのが残念です。
文乃と理珠の成長は感慨深い
恋愛的な要素では個人的に不満があるんですけど、ヒロインの成長って部分にフォーカスすると感慨深いものがあります。
理珠の場合は、「人の心に疎い」と言いながらも、成幸の気持ちを理解して告白するのをガマンして背中を押すって展開は胸に来るものがありました。
文乃の場合も、物語の主軸である「本当にやりたいこと」を自分なりに考えて、成幸とうるかを応援するって結論に至ったのはスゴイと思います。
ちなみに、このシーンの『大好きな君の「答え」を笑顔で受け取るよ』ってセリフは、ぼく勉アニメ2期のOP「Can now, Can now」の歌詞にもあるセリフなんですよね。
この歌詞をここで持って来られると僕の感情は爆発してしまいます。
そういった2人の成長を見るなら個人的には良い展開だったな~と感じましたね。
[kjk_balloon id=”1″]好きな人から「うるかに会いたい」って言われたときの気持ちを考えると涙が止まらん[/kjk_balloon]
もちろん成幸も自分の進路を決めるところから始まり、「うるかに会いたい」と口にするってのにも成長を感じられます。
もしかしたら「ぼくたちは勉強ができない」という作品はハーレム物のラブコメではなく、ジュブナイル物の作品だったのかもと思いました。
が、あんだけヒロインを出した上に「史上最も予測困難と言われたヒロインレース」とか銘打った作品が「ハーレム物ラブコメじゃないよww」とか言うのもどうかと思うんですけどね。
まとめ:すべてを受け入れて応援します
色々と書いてきましたけど、結局のところ物語を決めるのは筒井先生ですからね。
僕なんかがワイワイ言ったところでぼく勉のストーリーは変わりません。
上では色々言ってますけど、別にストーリーを変更しろって言ってるわけでもないんでね。
とりあえず僕は毎週月曜日のジャンプを楽しみに生きていこうと思います。
ちなみに僕の推しヒロインは「桐須真冬先生」です。
第144話でひっそりと自分の気持ちに区切りをつけていましたが、あのシーンは個人的に超最高でした。
マジで切なさがメチャクチャ押し出されていて、ズッカズ的名シーンベスト1ですね。
成幸が再び頭ぶつけて、真冬先生との遊園地から戻ってこれないエンドも見てみたいです。
多分バンナム辺りがPSPで「ぼくたちは勉強ができないポータブル」を発売してくれると思うので、それを待とうかなと思います!!
いや~楽しみだなぁ!!
ヒロインがLive2Dでぬるぬる動いて、各ヒロインを攻略できるんだろうなぁ!!
おわり
[kjk_balloon id=”1″]あ、あしゅみー先輩…どこ?[/kjk_balloon]